カルチャーショック

2001年12月7日
ドイツに行って間もなくは、カルチャーショックの連続だった。見る馬全てがスーパーホースに見え、見る人全てがオリンピック選手に見えた。ドイツでは馬術のレベルが非常に高く、乗り手の層も厚い。
何よりもまず、馬の大きさに驚いた。日本で私が見慣れていた馬たちよりもはるかに大きい。
日本で多く繁殖されているのは、温血種(サラブレット)という種類の馬である。競馬を走るので有名で、体は小ぶりで華奢、性格は繊細で、熱くなりやすく、速く走るのを得意とする。寒血種という種類は、北海道の道産子のように、体が大きく、速く走るというよりは踏ん張りがきくタイプ。性格も温血種に比べておっとりとしている。ドイツで通常、乗馬として使われるのは半血種という種類である。温血種と寒血種の中間種で、双方の良いところを合わせ持っている。すなわち、温血種ほどホットではなく、寒血種ほど緩慢でもない。スポーツとしての馬術に必要なパワーを持っていて、パワーだけでなく、エレガントさも備えている。
背中までの高さが平均160cm以上ある馬に乗ると、身長153cmの私は子供のように見えた。

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