海外進出

2001年12月6日
私としては漠然と、ドイツで馬に乗れたらいいなあという夢を抱いていただけで、それを現実にしようとまでは考えていなかった。
どこかで私のアイデアを聞きつけた瓜生しゃんが、ある日私に言った。「ドイツで馬術を習うお話ですけど。」「はあ。やってみたいもんですねえ。」と私。「お若いうち、お早いうちがようございましゅ。」そして彼女は行動を始めた。
私に大使館に行ってビザを申請するよう指図し、自分でも早くビザが下りるように、あちこちに電話をしてあの手この手を尽くしてくれた。私はなんだかピンと来ないまま、彼女のパワーに押されて言われるがままに動いた。ドイツの先生も紹介してくれて、あちらで暮らす段取りについても話をつけてくれた。
3ヶ月後、ビザが下りた。
経済的な問題が残っていた。就労ビザはではなく、留学扱いのビザだった。「働いてお金を貯めてから行く。」という言葉に父は笑い転げた。「一生行けるものか。」当時父と仲の悪かった私はカチンと来たが、それは事実だった。そう。使えるものは、では使わせてもらおう。(その選択が正しかったかどうかは、今でも疑問。)
そして私はドイツのハンブルクへ飛んだ。

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