肋骨の話

2001年12月4日
馬術部にいた4年間で、数々の軽症と、(主に馬に噛まれたり蹴られたりしてできたあざと、足の指を踏まれて爪をはがしたこと)2度の大きめの怪我をした。障碍の練習中の落馬で、一度背骨を損傷し(幸運にも軽度だったが、6ヶ月コルセットをつけて安静にしていた。)一度肋骨を折った。
肋骨は痛いんだ。あのときのことを、今でも覚えている。馬が障碍の前で急停止し、私は前方に投げ出された。(奇しくも背骨の時と同じ馬だった)右側体の側面から、障害の横木の上に落ちた。ああいう時は、時間がスローモーションになるのだな。肺に穴が空いたかと思った。激痛がして、息ができなかった。息ができない。気がつくと私は大声で叫んでいた。(「あーーー」とかなんとか。その声は、他人の声のように聞こえた。)声を出したことでやっと、肺の中に空気が入ってきた。
肋骨は痛いだけで、折れてもあまり害はなく、ラグビーの選手などは肋骨が折れたまま試合に出るのだそうだ。その事故の翌週、私はラグビー選手を見習って、痛み止めを飲んで試合に出た。成績は上々だった。
若かったなあ。

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