途中経過 4

2001年11月30日
大学の運動部の最終目的は勝つこと。少しでも良い成績を残すこと。そうしないと、部費は削られ部の存続に関る。しかしあそこにいた馬たちにとって、そんなこと知ったことだったろうか???
私も含め、学生たちは無知だった。馬という生き物の性質や扱い方を知らずに、知らないうちに彼らを虐待していた。2人も3人もの学生に乗られて疲れ果てた馬を、汗をかいたからと言って、1時間以上もかけてシャンプーして、それで馬は喜んだだろうか?彼らは一刻も早く馬房に戻って休息をとりたかったはずだ。乗り手の思うように動かない馬を、鞭で叩いて懲戒する必要があったろうか?どうして彼が指示に反応しないのかを考える前に?彼らの言い分を聞く前に?原因は90%人間にあるのに!
馬術部では、人を噛んだり蹴ったりする馬が多かった。学生たちは無知で、馬たちにどうやって人間と付き合うべきなのかを教えることができなかった。私はあまりにも無知だった。
私があの気高く知的で友好的な生き物の性質と、その付き合いかた、話合いかたを学ぶのは、もう少しあとになる。
あそこで私が学んだのは、根性かな。体と心に無理をさせてでも、責任を果たすこと。あの時間はやはり必要だったのだと、最近思うようになった。次のステップに結びつくために、必要だったのだ。

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